法律と探偵の仕事 探偵事務所と名乗っている事務所は昔からありましたが、探偵という職業は日本で認められていなかったことから、探偵事務所と名乗っていても実際は何でも屋や便利屋という立ち位置でしたが、探偵業務法が施行されることによって探偵の仕事が法律的に認められることになりました。 ここで言う、探偵の仕事と言うのは他人から依頼を受けて、特定日の所在や行動についての情報を調査することができることが可能で、必要に応じて聞き込みをして尾行や張り込みを行うことができることを探偵の仕事としています。 テレビや映画の影響で探偵は事件を調べることができるというイメージがすっかり定着していますが、事件に関しては刑事の仕事であって、探偵の仕事とは認められていないため、犯罪行為を調査してもらおうと探偵事務所に依頼を考えている場合は思いとどまる必要があります。 探偵事務所によっては相談に乗ってくれて、実際に調査をしてくれるかもしれませんが、それによって犯罪行為に巻き込まれたとしても助けてくれるのは最終的に警察になるので、武器を所有することや逮捕することが認められていない探偵よりも警察に相談をする方が確実です。 コンプライアンスの下で、探偵の仕事は行われるのが普通となっていますが、悪質な探偵事務所も日本には多くあるので、騙されないように慎重に探偵事務所を選んでいくことが大事ですが、そのためにも探偵事務所に関わる最低限の法律の知識は身に付けておきたいものです。